後見のオシゴト
2011-09-29 19:11:50 (12 years ago)
8月末に後見監督人に就任しましたが、財産目録の作成も終わらないうちに被後見人が亡くなったという連絡がありました。
後見申立には様々な書類が必要で、なかなか大変な作業だと思います。
今回は親族の方が専門家の手を借りずに申立をされたようなので、やっとのことで申立が認められてホッとしたところだったでしょうが、結局は徒労に終わったのでした。
実はこのようなケースは珍しくなく、申立の準備中や審判中に亡くなることも間々あります。
そんなとき、私が家裁に出向いた交通費や提出した書類の取得費用は持ち出しです。大した金額ではないので、構わないのですが、書記官さんに「実費請求の例はありません」とはっきり言われてからは、何となくひっかかるものを感じながらも、そういうもんだと思うことにしています。
今月は被保佐人である夫、成年被後見人である妻ご夫妻を3ヶ月ぶりに対面させてきました。ご主人が涙を流して喜んでいる姿をみて、奥さんを連れてきてあげてよかったなぁ・・・と私まで嬉しい気持ちになるのでした。
後見業務は法律分野とまるでかけ離れていると思うような部分も多々ありますが、感動も多いです。
今にも亡くなりそうだと思うくらい弱っていても、病院や施設を移るとみるみる元気になったりします。自分の選択が正しかったとき、人の生命力の強さを目の当たりしたときの喜びは大きいです。
もちろん悲しいこともたくさんあります。本当に受け入れを必要としている人をはねつける施設や病院には呆れ果てます。身内との縁が薄く、寂しい最期を看取るとき・・・後見の仕事は喜怒哀楽てんこ盛りです。
後見制度は、「よく知られてる」とはいえないですが、今後もっと認知され、制度自体も利用されやすくなっていくことを願います。
後見申立には様々な書類が必要で、なかなか大変な作業だと思います。
今回は親族の方が専門家の手を借りずに申立をされたようなので、やっとのことで申立が認められてホッとしたところだったでしょうが、結局は徒労に終わったのでした。
実はこのようなケースは珍しくなく、申立の準備中や審判中に亡くなることも間々あります。
そんなとき、私が家裁に出向いた交通費や提出した書類の取得費用は持ち出しです。大した金額ではないので、構わないのですが、書記官さんに「実費請求の例はありません」とはっきり言われてからは、何となくひっかかるものを感じながらも、そういうもんだと思うことにしています。
今月は被保佐人である夫、成年被後見人である妻ご夫妻を3ヶ月ぶりに対面させてきました。ご主人が涙を流して喜んでいる姿をみて、奥さんを連れてきてあげてよかったなぁ・・・と私まで嬉しい気持ちになるのでした。
後見業務は法律分野とまるでかけ離れていると思うような部分も多々ありますが、感動も多いです。
今にも亡くなりそうだと思うくらい弱っていても、病院や施設を移るとみるみる元気になったりします。自分の選択が正しかったとき、人の生命力の強さを目の当たりしたときの喜びは大きいです。
もちろん悲しいこともたくさんあります。本当に受け入れを必要としている人をはねつける施設や病院には呆れ果てます。身内との縁が薄く、寂しい最期を看取るとき・・・後見の仕事は喜怒哀楽てんこ盛りです。
後見制度は、「よく知られてる」とはいえないですが、今後もっと認知され、制度自体も利用されやすくなっていくことを願います。