親族後見人の横領が急増
2010-03-19 13:44:12 (14 years ago)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100317-OYT1T00583.htm
身内が成年後見人に就任するケースは8割ほどだといわれている。
多額の資産があるわけでもないのに、赤の他人に報酬を支払ってまで管理してもらっても自分たちには一銭の得にもにもならないから、自分たちが後見人になれば、裁量である程度は使ってもいいだろう・・・と考える人がいるということだろう。
もちろん、純粋に被後見人のためを思って、真面目に丁寧な仕事をしている身内もたくさん知っている。でも、真面目にやればやるほど疲れて、重責に耐えられず、悲鳴をあげる人がいるのもまた事実。
特に身内は報酬もあまりもらえないので、余計やってられなくなるのかもしれない。
(私たち職業後見人ですら、仕事量に対し、安い報酬に涙をのむことがある)
でも、人のお金は自分のお金じゃない。使い込みは絶対にしてはいけないこと。
たとえ配偶者や親、親戚でも同じこと。
裁判所から任された以上は職責を自覚し、後見人として本人を不利益から守りましょう。