司法書士 幸津事務所 ～samurai-mom journal～

保育園の先生から娘が最近すごく寂しそうだという話があった。今まではとても天真爛漫で明るい子だったのに、気がそぞろになったり、気持ちを素直に表現することが少なくなっているようで気がかりだとのこと。感受性の強い子なので、もっと親子の時間を増やし、スキンシップ等で愛情を注いであげてくださいといわれた。
確かに今年に入ってから私はほぼ週休1日で、お休みの日も家事で半日くらい潰れる。抱っこをせがまれても、先に用事を済ませたいばかりに気持ちにこたえてあげられていなかった。気がつけば疲れているとすぐにちょっとしたことで怒ってしまっていたし、娘は徐々に敏感に大人の様子を窺うようになってしまうようになってしまったのかもしれない。子供の長所を伸ばすどころか親である私が損なわせるようなことをしてしまっていたのか…と思うと申し訳ない気持ちでいっぱいだ。私たち夫婦がまるで気づかなかったことでも長年たくさんの子を見てきている保育士さんにはすぐ分かるんだなぁ、すごいなぁ…という感嘆と同時に大感謝。先生の言葉を真摯に受け止め、週末はかなりスキンシップしたり、一緒に遊んだりした。
なるべく怒らないように気を遣い、メガネを折られたのに、それも咎めなかった。抱っこを要求されるがままに抱っこしてあげると、びっくりするくらいくっつき虫だ。「いつもより優しいし、今のうち…」と思ったのかベタベタ甘えてくる。本当はいつもこうしたかったのに、させてあげてなかったのだろうか？子供に相当我慢させてしまっていたんじゃないか？と猛反省。
土曜日は私が、日曜日は夫が仕事で両親揃って一緒にいてあげられる時間は少なかったけど、先生の「やっぱり今はお母さんが一番必要」という言葉をかみしめ、今後は残業も休日出勤も極力なくそうと心に決めた。仕事は後で頑張れば巻き返すことができるかもしれないけど、子育てにやり直しはきかない。子育ては後でやることができないんだってことを改めて思い出すいいきっかけになった。
ライフワークバランスなんていいつつも、ついキャリアや収入ってことを考えがち。仕事と家事・育児の両立を目指しながらもいつのまにか仕事に力を傾かせすぎていたのかも。今はそれよりももっと大切なことがある。
新年度に向けて今までの生活を振り返り、今後の姿勢を正すいい機会になった。