司法書士 幸津事務所 ～samurai-mom journal～

小雨の中、自転車でお迎えに行こうと思ったのが間違いだった・・・
下り坂でブレーキをかけたら、ド派手にひっくり返ってしまった。すっくと立ち上がると、どこからか血がボタボターっと。自宅を出てすぐの出来事だったので、自転車を置き去りにして帰宅。すぐに夫に自転車の処理とお迎えをお願いし、私は救急車を要請。救急車がくるまえに帰ってきた二女が血だらけの母をみて号泣。
救急車に乗ると、「縫わないといけないと思うけど、女性なので形成外科のある病院を探します」と言われる。病院を探している間に警察が来たので、びっくり。どうやら私が自転車でどうのこうのという話をしたがために自動的に警察まで呼ばれていたのだった。確かに満身創痍ではあるけれど、骨はどこもおかしくなさそうだし、救急車や警察なんて大げさにしすぎたかなぁ!?・・・と反省。
病院に運ばれると、私と同じくらいの年齢にみえる医師が傷をチェック。「あぁ」「う～ん」っといかにも絶望的な雰囲気を醸し出すので、不安になる。「形成直行だな」などと言っていたのに、研修医らしき若者がやってきて、改めて傷をみて、お勉強。しかも、何度もみる。みるのはいいけど、消毒くらいはすぐにしてくれてもいいんじゃない!?と思うけど、何もしてもらえないままレントゲン＆頭部CTの撮影。そして画像ができてくるまでもほったらかし。
全身傷だらけだというのに、メインは下顎の傷ということで、それ以外は止血してくれる程度でおわり。素人目には湿布かガーゼで患部を覆ったほうがいいのではないかと思うけど、「あぁ、その傷は大したことないです」ということで片付くレベルらしい。
形成外科の先生いはく、下顎は切れ方がマズイらしく、キレイな傷ではないので、痕は残るでしょうとのこと。顔の傷は隠せないので、傷が残るのはイヤだけど、縫わないという選択肢もなく、処置していただく。救急車を呼んでから縫ってもらうまでに3時間もかかった。これって普通なのだろうか?
初めての経験でよく分からない。
そして、看護婦さんに「会計があるので、ここでお待ちください」と言われ、ロビーで待つこと数十分。いつまでも呼ばれないので、確認に行くと、「ファイルをいただかないとお会計できませんよ」と一言。え～っ!?じゃあ、私の数十分は無駄だったのね・・・と、がっかりしつつ会計をする。
タクシーで帰ろうかとも考えたけど、4時間も身動きできない状態だったので、身体を動かしたくて、足を引きずりながらも電車に乗る。しかし、最寄り駅から自宅までは坂だらけで、とても歩けそうになかったので、駅からはタクシーに。
タクシーの中で時計をみたら、なんと激しく傷だらけに。まだ買って1年もしないのに・・・でも、もしこの時計がなかったら、手首がどうにかなってたかも!?実は助けられたのかもしれない。
そんなことを考えながら、家に着くと鍵がかかっていて、インターホンをならしても誰も起きてこない。締め出されてどうしようかと思ったけど、夫が携帯に出てくれたので、家に入ることができた。
身体のあちこちが痛むものの、大したことがなくて本当によかった。きっとレインスーツを着用していて肌の露出がなかったことも大きかったと思う。
しばらく自転車は乗りたくないなぁ…