司法書士 幸津事務所 ～samurai-mom journal～

司法書士は稼ぎがいいというイメージがあるようで困っていますｗ
よく「家を買う時に司法書士に５０万も払ったんだよ、儲かる仕事でいいよね」的な話をされますが、おそらく５０万のうち４０万は登録免許税等の実費だったりします。
司法書士は登記申請にかかる実費も預かるのですが、報酬よりも実費のほうが圧倒的に高いことが多いのです。でも、クライアントは総支払額をみて、明細を気にしていないことがあります。
そのため、司法書士に払うお金が高い→司法書士は儲かる仕事だと思われてしまうのです。
また、士業は難しい試験を合格した人たちだからステータスも年収も高いだろうと言われることもありますが、そんなことはないです。
どんな業界でもすごく稼ぐ人もいれば全然稼げない人もいるのです。
雇われていればお給料なので関係ないでしょうが、フリーランスはどれだけ仕事をいただけるかで決まります。
クリエイティブな仕事であれば作品のクオリティで勝負できますので、実力が大きく関係しますが、司法書士の場合、特殊なものを除けば、登記の結果はどこの誰に頼んでも同じなのです。
なので、営業力や人間力のある人のところに仕事が集まっていくわけで、司法書士なら誰でも稼げているわけではないのです。
私も開業当初に比べれば安定していますが、常にいつ仕事がなくなるかという不安があります。
でも、おかげさまで今のところは常に仕事に追われて忙しく過ごしております。
細く長くをモットーにかれこれ１２年。
いただいたお仕事は確実に誠実にこなしていくことが次につながると信じています。
これからも皆さまのお役に立てるよう日々精進を重ねてまいります！